Office365のクラウドストレージ機能

Office 365 各プランの紹介
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公式blogにOffice365(とOneDrive)の解説記事がアップされています。
参考:OneDrive, OneDrive for Business, Office 365, SharePoint の違いは?

OneDrive,OneDrive for Business,SharePointOnline ドキュメントライブラリ,の違いが説明されています。ぜひご一読ください。

特にOneDrive for Business は最近ひとり当たりの容量が1TBまで増量されたので、どんどんクラウド利用が促進しそうですね。

特に以下の画像は、それぞれのプランでどんなストレージ機能が使えるのかが分かりやすいです。


メールやLyncもファイル添付して個別に保存なので、出てきているのがなるほどと思わせますね

 

さて、ここからは管理人の個人的感想なのですが、
OneDrive for Business は、一般消費者向けの OneDrive で提供している機能を、法人・団体向け管理者が中央から管理がきちんとできるように提供する仕組みです。」という説明がされていますが、私はこの説明はちょっと勘弁してほしいなぁ^^;と思ってます。
たしかに、IRMと組み合わせることでアクセス権限をコントロールしたり、1TBではなく管理者が利用容量を制限することも出来ます。

ですが、「ひとりあたり1TBあるんだから全部ここに入れちゃおう!」という話にならないかとても心配です。

私が心配する理由は、 OneDrive for Business の領域はあくまでも個人領域だからです。
ファイルやフォルダ単位でメンバーに共有することはもちろん可能です。ですが、

  • 都度都度、共有をしなければならない
    新入社員が入るたびに共有しているフォルダすべてを追加しなければならない。社員が辞めた場合も同様。
    その作業は共有を出しているすべてのユーザーが行う必要がある。
  • 共有したユーザーが退職などでアカウントが無くなる場合、特に大変。
    ファイルを誰かのOneDrive for Business 領域に移動して、再度必要な人に共有を出す必要がある。
  • これらの関係性をユーザーが理解して正しく使うことは難しい。

上記の問題は、個人アカウントに紐づいたクラウドストレージサービスのGoogleDriveやDropBoxなどでも同様です。

これらの問題を解決するには、SharePointOnlineのドキュメントライブラリを利用すべきです。
ドキュメントライブラリであれば、管理者が一括で「誰に共有するか」をコントロールすることが出来ます。共有先は個人別だけでなく、管理者が指定したグループ単位での共有が可能です。これはファイルサーバーのアクセス権限設定によく似ているので、管理者も管理しやすいです。

という理由で私は組織内の個人向け OneDrive for Business ではなく、SharePointOnline のドキュメントライブラリを使うことをおすすめします。
ですが、ドキュメントライブラリは初期ではとても少ない容量しか使えないので、記憶領域を追加購入する必要があります。

公式blogの乗っかり投稿ですみません^^;